


ディルイーヤ:サウジ国営通信(SPA)によると、ディルイーヤ開発会社はこのほど、同地域北部の複合施設に関する78億SR(20億ドル)という記録的な建設契約を発表した。
この契約はディルイーヤの開発史上最大のもので、高度な教育施設、文化的ランドマーク、最先端のオフィススペース、豪華なホテルなどがシームレスに融合した広大な開発の幕開けとなる。また、世界中からエリート開発者が集結することになる。
契約は、ディルイーヤ社のジェリー・インゼリーロ・グループCEO、エル・セイフ・エンジニアリング社のアーメド・アル・バッサムCEO、中国国家建設工程公司サウジアラビア支社のチュアンハイ・ウェイCEOによって調印された。
着工は2024年第3四半期を予定している。
インゼリーロ氏は、この契約の重要性を次のように強調した 。「この契約は、ディルイーヤを世界で最も重要な観光地のひとつ、そして文化の中心地として確立するという我々の継続的なコミットメントにおける大きな一歩です」
「また、この契約はサウジアラビアと中国の間に築かれつつある強い経済的結びつきと強固な商業パートナーシップを例証するものです」と付け加えた。
SPAによると、この取引は、サウジアラビアの膨大な投資ポテンシャルと、世界最高水準に匹敵する統治基準を備えた投資家フレンドリーな風土を活用し、実質的な経済機会を王国に引き寄せるという、卓越した開発能力を浮き彫りにしている。
これは、多額の外国投資を誘致し、多くの雇用機会を創出し、王国のGDPを大幅に押し上げることを目的としている。さらに、ディルイーヤの遺産と文化を世界的な道標として地位を確固たるものにすることを目指している。