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日本発パリ五輪ツアー、円安にもかかわらず完売

12年前のロンドン・オリンピック当時、円相場は1ドル=78円前後で、日本人にとって海外旅行は割安だった。(AFP)
12年前のロンドン・オリンピック当時、円相場は1ドル=78円前後で、日本人にとって海外旅行は割安だった。(AFP)
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21 Jul 2024 05:07:33 GMT9
21 Jul 2024 05:07:33 GMT9

アラブニュース・ジャパン

東京:高額な費用と円安にもかかわらず、パリ・オリンピックを観戦する日本人向けツアーは完売していると、産経新聞が報じた。

12年前のロンドン・オリンピック当時、円相場は1ドル=78円前後で、日本人にとって海外旅行は割安だった。しかし、最近の円相場は1ドル=161円94銭と、約38年ぶりの円安水準まで急落し、日本からの旅行代金が非常に高くなっている。

パリ五輪のツアーには、入場券の他に会場での飲食サービスが含まれているものが多くなった。2012年のロンドン大会から費用が倍増したにもかかわらず、ツアーの売れ行きは驚くほど好調だ。

しかし、旅行会社関係者はパリ五輪観戦ツアーの変化を批判している。団体向けの高額なパッケージを販売せざるを得なくなり、一部の個人客は自分でチケットやホテル、航空券を確保せざるを得なくなったというのだ。

国際オリンピック委員会は今回、大会運営の簡素化を図るため、チケット販売システムを変更し、その結果個人客は専用サイトでチケットを購入できるようになったが、代理店経由のツアーについては、アメリカのOnLocation社に全世界での販売権が与えられた。

代理店はOnLocation社からチケットを購入しなければならないが、会場での飲食代などの「ホスピタリティ」料金が上乗せされるため、料金は高額になるという。

東武トップツアーズによると、2012年ロンドン五輪の五輪ツアー(現地4泊、3競技観戦)の平均価格は70万円だったが、パリ五輪では140万円(約9000ドル)に跳ね上がった。

にもかかわらず、同社によれば、割り当てられたツアーは完売し、陸上競技が大人気だったという。一部の日本企業が提供する高級ツアーでさえ完売している。

日本交通公社は、宿泊と開会式観戦、体操や柔道など5競技の観戦チケットがセットになった6泊7日のツアーを販売していた。5つ星ホテルのプランで1人約410万円(26,000ドル)、そしてこれには航空券は含まれていない。4つ星ホテルに宿泊する場合は、約240万円(15,000ドル)、このような値段にもかかわらず、ツアーは完売した。

「すぐに定員を超えました」と広報担当者は語っている。「オリンピックへの関心は高いですね」

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