
東京:ロイターが見た政府草案によると、日本の各省庁の来年度予算要求額は、4年連続で110兆円(6980億ドル)を超えそうだ。
日本の公的債務は経済規模の2倍で、先進国の中では最大である。日銀が現在のゼロに近い水準から金利を引き上げることを検討しているため、資金調達コストはさらに高くなる可能性がある。
月末までに財務省に提出される見込みの2025年4月からの1年間の需要は、金利上昇に後押しされ、今年度に求められた過去最高の114兆3800億円を上回る可能性さえある。
財務省案は年末に閣議決定される予定だ。
予算要求額は、円安による物価上昇を緩和するための措置や、賃金を押し上げるための措置によって膨らむ可能性がある。
先月、日銀は巨額の国債購入を縮小し始めると発表し、7月30〜31日の政策決定会合で詳細な計画を発表する予定だ。
日銀は3月にマイナス金利と国債利回りの抑制を終了することを決定し、急進的な景気刺激策から画期的な転換を図った。
市場は日銀のさらなる引き締めに備えており、10年債利回りは過去10年以上で最高となっている。
ロイター