リヤド: サウジアラビアの2024年第2四半期の非石油活動は、金融・保険セクターの増加に牽引され、前年同期比4.9%拡大したことが公式データで明らかになった。
統計総局のデータによると、金融、保険、ビジネス・サービス部門は第2四半期に前年同期比で7.1%急増した。
非石油部門も前四半期比2.1%増となり、経済基盤の拡大に向けた王国の努力を反映している。
非石油部門の成長は、サウジアラビアの石油収入への依存度を下げることを目的とした戦略計画「ビジョン2030」に沿ったものである。
報告書はさらに、サウジアラビアの季節調整済み国内総生産が第 1 四半期に比べ第 2 四半期に 1.4%増加したことを明らかにした。
しかし、同期間のGDPは前年同期比0.3%の微減となった。これは、サウジアラビアがOPEC+の合意に沿って原油の減産を決定したことを受け、石油活動が8.9%減少したことが主な原因である。
市場を安定させるため、サウジアラビアは2023年4月に日量50万バレルの減産を行い、この減産は2024年12月まで延長された。
GASTATはまた、サウジアラビアのGDPが第2四半期に1兆200億SR(2700億ドル)に達したと発表した。
原油・天然ガス事業が23.2%と最も高く、次いで政府事業が16%、卸売・小売業、レストラン・ホテル事業が10.1%であった。
政府活動は前年同期比3.6%増、前四半期比2.3%増であった。
一方、電気・ガス・水道事業は前年同期比8.9%増、卸売・小売業、レストラン、ホテルは6.8%増であった。
また、政府最終消費支出は前年同期比10.9%増、前四半期比4.3%増となった。
第2四半期の総固定資本形成は前年同期比で3.2%増加した。
金融サービス、インフラ、エネルギーなどの主要部門への継続的な投資により、サウジアラビアは引き続き「ビジョン 2030」の青写真に掲げた目標の達成に注力している。