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ウィキペディア禁止は表現の自由の侵害、トルコ憲法裁が判断

2012年1月18日時点の記者のノートパソコン。暗くなったウィキペディアのトップページが表示されている(ロイター通信社)
2012年1月18日時点の記者のノートパソコン。暗くなったウィキペディアのトップページが表示されている(ロイター通信社)
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27 Dec 2019 02:12:04 GMT9
27 Dec 2019 02:12:04 GMT9
  • 禁止令はトルコのInformation and Communication Technologies Authority (BTK)により発令され、2017年4月に施行された。
  • 禁止撤回の是非については、地方裁判所が判断する予定だ。

イスタンブル:トルコの憲法裁判所は木曜、オンライン百科事典のウィキペディアへのアクセスを政府が禁止することは、表現の自由の侵害であるとの判断を下したと、トルコの公式通信社であるアナドル通信社が報じた。

禁止令はトルコのInformation and Communication Technologies Authority (BTK)により発令され、2017年4月に施行された。

トルコの政府関係者は施行当時、禁止の理由として、ウィキペディアが虚偽であるとされる情報をページ上から削除しないで放置している点を挙げていた。問題の記述は、トルコをテロ集団と結びつける内容のものだった。

しかしこの動きに情報公開を求める活動家は強く反発した。彼らは、トルコ政府が憂慮すべき頻度でウェブサイトやソーシャルメディアに対して禁止令を発動しているとして、非難している。

トルコのメディアの報道によれば、禁止撤回の是非については、地方裁判所が判断する予定だ。

ウィキペディア財団は5月、ストラスブールに拠点を置く欧州人権裁判所で禁止令を争う意向を示した。

これまで複数の人権団体が、レジェップ・タイイップ・エルドアン大統領の政権下においてトルコの表現の自由が脅かされているとして、度々批判している。とりわけ、2016年のクーデター未遂事件が、新聞をはじめとした各メディアに対する大規模な弾圧の引き金となったとされている。

AFP

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