ニルマル・ナラヤナン

リヤド:サウジアラビアの非石油輸出は、前年同月と比較して7月に19.04%増加し、253.8億リヤル(67.6億ドル)に達したことが、公式データにより明らかになった。

統計総局によると、非石油輸出を牽引したのは化学製品および関連製品で、7月の総輸出量の25.8%を占め、前年同月比で1.3%増加した。
プラスチックおよびゴム製品がこれに続き、7月の非石油輸出総量の25.6%を占め、前年同月比で6.5%増加した。

非石油輸出の強化は、経済多様化戦略の一環として石油への依存を着実に減らしているサウジアラビア王国にとって、サウジアラビアのビジョン2030アジェンダで掲げられた重要な目標のひとつである。

GASTATの報告書によると、サウジアラビアは7月にUAEに44億6000万サウジ・リアル相当の非石油製品を輸出し、次いで中国とインドがそれぞれ26億6000万サウジ・リアル、17億4000万サウジ・リアルで続いた。

7月にバーレーンに輸出された非石油製品の価値は9億8300万サウジ・リアルであった。一方、トルコとシンガポールにはそれぞれ8億5120万サウジ・リアル、6億9290万サウジ・リアル相当の製品が輸出された。

また、この報告書では、石油輸出が3.1%減少したにもかかわらず、7月のサウジアラビアの総商品輸出は前年同月比で2%増加したことも明らかになった。

市場を安定させるため、サウジアラビアは2023年4月に石油生産量を1日あたり50万バレル削減したが、この削減は2024年12月まで延長されることとなった。

GASTATは、石油輸出が総輸出に占める割合が7月に73.1%に減少したことを強調した。これは前年同月の77%から減少している。

6月と比較すると、サウジアラビアの全商品輸出は6.5%増加し、非石油製品の輸出は13%増加した。

7月には、サウジアラビアの輸入も前年同月比で12.6%増加し、752億2000万サウジ・リアルに達した一方で、同期間における商品貿易収支の黒字は25.4%減少した。

6月のサウジアラビアの輸入額は、前月比で8.8%増加した。

7月のサウジアラビアの輸入における最大の貿易相手国は引き続き中国で、191億サウジ・リアル相当の輸入があった。次いで、米国(54.3億サウジ・リアル)、ドイツ(38.3億サウジ・リアル)、アラブ首長国連邦(36.2億サウジ・リアル)と続いた。

ダンマンのキング・アブドルアジーズ・シーポートは、輸入額が227億8000万サウジアラビア・リヤルで、総輸入量の30.3%を占め、商品の主な入口となっている。