
東京:日本の富士フイルムホールディングスが、同社のインフルエンザ治療薬で、COVID-19の治療薬として試験が進められているアビガンを「大幅に増産」すべく生産能力を拡大したことを明らかにした。
富士フイルムは水曜日に声明を出し、2020年7月までに現在の生産工程で生産開始した3月初旬との比較で約2.5倍となる最大10万、そして9月には30万回分の投与コースにまでアビガンの生産量を引き上げる見通しであることを明らかにした。
富士フイルムは、日本にある富士フイルム和光純薬の設備を増強してアビガン生産に必要な材料を生産する。同社はまた、生産プロセスと原材料生産で国内外の企業各社と提携している。
富士フイルムでは新型コロナウイルスによって発症した日米のCOVID-19患者に対してアビガンの臨床試験を進めている。
ロイター