
マツダは10日、3列シートの大型SUV(スポーツ用多目的車)「CX―80」を発売した。身長約170センチの人が3列目の座席にも楽に座れる快適な居住空間が特長。希望小売価格は394万3500円~712万2500円。高価格帯SUVのラインアップを拡充し、顧客基盤を強化する。
マツダは、CX―80をSUVの旗艦モデルと位置付ける。悪路でも走りやすいオフロードモードなどを選択できるほか、運転手の居眠りや姿勢崩れを検知して事故を防止する安全機能も搭載した。国内販売目標は月間1400台で、欧州でも販売する。
プラグインハイブリッド車(PHEV)を含め3タイプを用意。マツダは将来的な電気自動車(EV)への転換を見据えるが、現在はエンジンも搭載したPHEVなどを主力と位置付ける。毛籠勝弘社長は「収益をしっかり上げ、将来の成長投資に持っていく」と意気込みを語った。
時事通信