
日立製作所は21日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、医療従事者の二次感染を防ぐフェースシールド(防護マスク)の生産に乗り出すことを明らかにした。5月中旬に開始。6月から月4万個規模での量産体制に移り、医療機関に提供する。
政府からの医療関連物資の増産要請に応じた措置。顔全体を保護するフェースシールドは、トヨタ自動車やホンダなど自動車大手も生産を始める方針を表明している。
日立は茨城県と愛知県にあるグループ会社の製造拠点で生産する計画。人工呼吸器についても、グループの設備を医療機器メーカーに提供して増産を支援する。具体的には、子会社の日立ハイテクが埼玉県に持つ液晶関連拠点のクリーンルームを貸し出すことを検討している。
JIJI Press