ドバイ:王国最大の上場投資信託運用会社アルビラド・キャピタルと日本の大手金融グループSBIホールディングスとの新たな協定の一環として、サウジアラビア初の日本株ファンドの運用が開始された。
木曜日に発表されたSBIホールディングスの声明によると、この提携によりサウジアラビアの投資家は初めて日本株にアクセスできるようになる。一方、日本の投資家は、シャリアに準拠したETFを含むサウジアラビアの革新的な金融商品へのエクスポージャーを得ることになる。
10月、SBIグローバルアセットマネジメントの子会社であるSBIアセットマネジメントは、日本初のサウジアラビア株式指数連動型ETF「SBIサウジアラビア株式上場投信」を東京証券取引所に導入した。
その実績を踏まえ、今回の合意は両国の投資関係をさらに強化するものである。
この協力関係は、サウジアラビアの「ビジョン2030」に沿ったもので、同王国は外国投資の誘致、非石油産業の拡大、観光やエンターテイメントなどの分野の発展に注力している。
最近の取り組みとしては、ドラゴンボールなど日本の知的財産をベースにした世界最大級のテーマパークの設立や、日本の大手ゲーム会社への多額の投資などがある。
アルビラド銀行の投資部門であるアルビラド・キャピタルは、サウジアラビアの金融市場における重要なプレーヤーであり、同国のETFのほとんどを運用している。
SBIグループは今年初め、中東地域のハブをリヤドに設立し、同地域へのコミットメントを明確にした。同グループはまた、現地法人と提携して地域投資ファンドを立ち上げ、成長とイノベーションの推進を目指している。