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資本市場庁、サウジアラビアの健全性規制の改正を承認

改正健全性規則は2023年4月1日に施行となる(File)
改正健全性規則は2023年4月1日に施行となる(File)
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09 Jan 2023 03:01:57 GMT9
09 Jan 2023 03:01:57 GMT9

アラブニュース

リヤド:サウジアラビアの資本市場庁(CMA)が、同王国経済へのさらなる投資の誘致を目的とした新規則に署名した。

主な変更点としては、信用リスク、市場リスク、オペレーショナルリスク、集中リスクなど、あらゆる証券業務を遂行するための健全性の要件更新が挙げられる。

また、妥当性ある自己資本の最低限度額の算出に用いる手法の改正や、投資運用・手配・助言行為に対する経費に基づく要件の変更もなされている。

改正版の健全性規則は2023年4月1日に施行される予定。

SPAの報告によると、「改正健全性規則は、CMAの設立以来、CMAの管理下で全ての証券業務を行う企業を継続的に規制・開発し、当該企業の管理手続きと健全性レベルを向上させ、さらに当該機関の資源管理の効率を高め、最高の国際慣行に従った最適なサービスを顧客に提供しようとする姿勢の一環として行われるものである」

2013年、CMAは証券業務を行う機関に対し、必要となる財源の確保と発生しうるリスクの規模を制限するために自己資本の必要量の最低限度額を規定することを目的とした健全性規則の適用を開始した。

本決定は、CMAがサウジアラビア証券取引所から提出されたマーケットメイクの手法に関わる規則を承認した1カ月後に行われている。

その承認とは、2022年12月に行われたもので、関連する上場証券に流動性を提供するために、市場の取引時間帯に継続的に上場証券の売買注文を提供することを通じて、上場証券のマーケットメイクの活動を規制することを目的とした動きであった。

また、マーケットメイカーの条件には、市場またはデリバティブ市場の会員であること、マーケットメイク業務とマーケットメイカーが遂行するその他の業務を分離するための文書化した方針および手続きを有すること、などがある。

 

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