
パリ:フランスのエネルギー大手Totalはサウジアラビアのジュバイル市における50億ドル規模のサウジアラムコとの共同石油化学プロジェクトについて、提携社のサウジアラムコがコスト管理に焦点を当てていたものの、予定の投資額削減の打撃は受けないと述べた。
Totalは他の石油会社と同様支出の大幅な削減を発表しており、コロナウイルスを封じ込めるための様々な動きへの制限により燃料需要が破壊され、石油価格の暴落へとつながった後、いくつかのプロジェクトが棚上げされると予想されている。
「Totalが最近発表した、下流部門の5億ドルを含む2020年の設備投資の削減目標に、このプロジェクトは含まれていない」とTotalは火曜のロイターへの声明の中で述べた。
提携社はサトルプ製油所の隣にある石油化学コンビナートのコストおよびエンジニアリング研究の制御に焦点を当てていると同社は述べた。
このコンビナートは年間150万トンのエチレン生産能力を持つMFC(混合フィードクラッカー)で構成され、2024年に稼働開始の予定。
Totalは、提携社のサウジアラムコは公表スケジュールの維持に努めていると付け加えた。