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フーシ派支配のイエメンから発射されたミサイルが紅海航行の船舶近くで爆発

2024年2月1日、イエメンのサヌアで集会を行うフーシ派武装勢力。(AFP)
2024年2月1日、イエメンのサヌアで集会を行うフーシ派武装勢力。(AFP)
米軍はイエメンで、イランに支援されたフーシ派民兵の攻撃用ドローン10機と地上管制局に対する空爆を行った。(X: @CENTCOM)
米軍はイエメンで、イランに支援されたフーシ派民兵の攻撃用ドローン10機と地上管制局に対する空爆を行った。(X: @CENTCOM)
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02 Feb 2024 02:02:03 GMT9
02 Feb 2024 02:02:03 GMT9
  • 英国海事貿易作戦局(UKMTO)は、ホデイダの西約106kmの沖合で爆発が発生したという警報を受け取った。
  • 1日の午後、アル・サブラ地域のアル・ハムザ軍事施設からミサイルが発射された

アル・ムッカラー:1日にイエメンのフーシ派が支配する軍事基地から発射されたとされるミサイルは、紅海を航行中の船舶近くで爆発したと見られる。

英国海事貿易作戦局(UKMTO)は、ホデイダの西約106kmの沖合で爆発が発生したという警報を受け取った。

過激派が支配するイエメンのイッブ州の目撃者は、1日の午後、アル・サブラ地域のアル・ハムザ軍事施設からミサイルが発射されたと主張した。

UKMTOに送られた警報は、「船の右舷から離れた場所で爆発があった。船と乗組員は無事である」としていた。

フーシ派は1月26日にも同じ場所からミサイルを発射したが、目標を外れ、発射地点付近で爆発した。

一方、フーシ派は31日、イッブのアル・マイタムで、ロケット弾の発射準備をする工作員を撮影した疑いで4人の民間人を拘束した。

1日の朝、米軍はイエメンのフーシ派支配地域に対して攻撃を行い、船舶への発射準備状態にあった10機のドローンを標的とした。

アメリカ中央軍(CENTCOM)は、部隊が「商業船舶と米海軍艦船に脅威と見なされたフーシ派のドローン地上管制局と10機の片道攻撃用ドローン」を破壊したと報告した。

CENTCOMは声明で、「米軍は、ドローン地上管制局と10機の片道攻撃用ドローンを自衛のために攻撃し、破壊した」と述べた。

また、フーシ派がイエメンの支配地域から発射した3機のドローンと弾道ミサイルは、30日の夕方、「USSカーニー」によって迎撃された。

ホーシ派は、最近の米国の攻撃がホデイダ西部のアル・ジャバナと、北部にある民兵の本拠地サアダを標的にしたと述べた。

過去3カ月間、フーシ派は紅海、紅海とアデン湾を結ぶ海峡であるバブ・エル・マンデブ、そしてアデン湾の商業船を拿捕し、また、商業船や海軍船にミサイルやドローンを何十発も撃ち込んできた。これらの行為の目的は、イスラエルとつながりのある船舶がイエメン沖の海上輸送路を利用するのを阻止し、イスラエルにガザ包囲網の解除を迫ることだ。

フーシ派の指導者アブドルマリク・アル・フーシ氏は、過去2カ月間に軍事訓練コースを修了した16万5429人のイエメン人がパレスチナでイスラエルと戦うために派遣されると述べた。彼はまた、イエメン沿岸を航行する商業船舶や海軍船舶への攻撃を継続すると約束した。

放送された演説の中で彼は、紅海での攻撃を止めるよう彼の組織に働きかけようと、米国の当局者が中国に助けを求めたと主張した。

アル・フーシ氏は、「これは米国の失敗を示唆するひとつの例だ。彼らは中国に援助を求め、パレスチナの人々のために我々の行動を中断するよう説得しようとしている」と語った。

「米国と英国の攻撃は効果がなく、我々の軍事能力を低下させることはできない」

イエメンのアワド・ビン・ムバラク外相は1日、フーシ派をテロ組織として指定するようEUに要請した。ブリュッセルで行われたEUの政治・安全保障委員会(PSC)のメンバーとの会合で、同外相は、イランが支援するグループが国連の仲介によるイエメン和平努力を妨害し、イエメン人に対する犯罪を犯していると指摘した。

彼は、戦乱の続くイエメンの平和と安定の回復を支援するため、イエメン政府と「完全な」協力体制を築くようEUに呼びかけたと報じられている。

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