
東京:東京ガスは金曜日、3月末までに最大400億円(2億5900万ドル)の自社株買いを実施し、来年度も大規模な自社株買いを継続すると発表した。
同社は、昨年日本トップの都市ガス供給会社の株式5.03%を取得した米国のアクティビスト投資家、エリオット・マネジメントからの圧力に直面しており、株主価値を高めるために広範な不動産ポートフォリオの一部を売却するよう求めている。
東京ガスの南 琢最高財務責任者(CFO)は記者会見で、「当社の事業ポートフォリオ管理は、非効率または低シナジーの資産や事業(不動産を含む)からの撤退を加速させながら、事業シナジーと効率性を高めることに重点を置いている」と述べた。
東京ガスの笹山晋一社長は今月、ロイター通信に対し、「東京ガスは、膨大な不動産ポートフォリオを含む低収益資産を特定し、成長投資のための資金調達のために売却している」と語った。
南CEOは、売却の可能性がある資産や事業の規模や具体的な内容など、資産再編の詳細については明らかにしなかった。しかし、4月から始まる来期の株主資本利益率8%という目標を達成するための具体策を3月中に発表すると述べた。
ロイター