
台北: 台湾のフォックスコン(Foxconn)会長は水曜日、フランスの自動車大手ルノーが日本の日産に保有する株式を買収することに前向きであると述べた。
フォックスコンのヤング・リウ会長の発言は、ある情報筋が先週AFPに対し、日本企業はホンダとの合併協議を断念する過程にあり、他のパートナーにオープンである可能性があると語った後のことだ。
台湾の巨大ハイテク企業は12月、ルノーに日産の株式35%を売却するよう要請したと報じられたが、合併交渉が発表される前に打ち切られた。
しかし、リウ氏は水曜日に、鴻海精密工業としても知られるフォックスコンがルノーと協力について話したことを確認した。
フォックスコンは世界最大の電子機器受託製造会社で、アップルのiPhoneを含む大手ハイテク企業のデバイスを製造している。
しかし、電気自動車から半導体、サーバーまで幅広い分野に進出し、電子機器組み立て以外の多角化を進めている。
「我々は…ルノーとの協力について話している。我々の主な目的は協力について話すことだ。ルノーはたまたま日産の株式をいくつか保有しており、(我々は)株式について話し合った」とリウ氏は語った。
フォックスコンがルノーの日産株を購入するのかとの質問に対しては、記者団に対し、協力関係を達成するために日産の株式を取得する必要があれば「検討するが、株式を購入することは我々の目的ではない」と述べた。
リウ氏はまた、フォックスコンは合併ではなく、日産との協力関係を検討していると述べた。
「ホンハイにとってはM&Aではなく、提携だと思う。日本の自動車メーカーとどのように協力できるのか」と台北で開催された企業イベントで語った。
同氏は、フォックスコンは日産やホンダを含む複数の自動車メーカーと接触していると付け加えた。
フォックスコンは日本のEV市場に進出しようとしており、リウ氏は11月の決算説明会で「2つの日本の自動車メーカー」と交渉中で、今後数ヶ月のうちに契約を結びたいと述べた。
水曜には、1~2ヶ月以内にEVで「良いニュース」を発表すると語ったが、詳細は明らかにしなかった。
フォックスコンの株価は台北で1.6%下落し、東京上場の日産は5.9%下落した。
AFP