
東京:日本の商社、三菱商事は24日、成長を促進するために今後3年間で少なくとも4兆円(270億ドル)を投資する計画であり、2027/28会計年度には純利益を1兆2000億円に引き上げることを目指すと発表した。
今月から始まる3年間の新経営戦略を発表した三菱はまた、4月4日から2026年3月31日まで1兆円を上限に自社株買いを行う計画を含め、累進的な配当と柔軟な自社株買いの基本方針を維持すると述べた。
この3年間で、三菱は約1兆円を持続的な設備投資に、3兆円以上を成長投資に充てる計画だ。
余剰資金が発生した場合は、投資パイプラインやその他の要因を考慮した上で、投資や追加株主還元への資金配分を検討する予定である、と同社は声明で述べた。
12月第3四半期に国内洋上風力発電事業で522億円の減損損失を計上した三菱商事は2月、3月期通期の純利益を9,500億円と予想した。
今月から始まった通期では、純利益は7000億円に落ち込むが、配当は10円増の110円になると予想した。
LSEGのデータによると、同社の筆頭株主は米国の伝説的投資家ウォーレン・バフェット氏のバークシャー・ハサウェイで、9.67%の株式を保有している。
ロイター