
千葉: 土曜日に東京近郊で開催されたイベントで、任天堂ファンが同社の新型ゲーム機「スイッチ2」を試遊した。
「トランプ氏が大統領になってから関税が上がったので、ゲーム機だけでなくアクセサリーの値上げも心配です」と、イベントに参加した不動産会社勤務の田中秀典さん(55)は語った。
ドナルド・トランプ米政権が中国を含む貿易相手国に課した関税が、グローバルなサプライチェーンを運営する企業のコストを引き上げるため、世界中の消費者が電子機器の価格上昇に直面する可能性がある。トランプ大統領は関税を一部引き下げたものの、有害な貿易戦争の脅威は依然として迫っている。
発売前イベントに参加したゲーマーたちは、マリオカートワールドやドンキーコング・ボナンザなどのタイトルをSwitch 2でプレイしようと、午前中から東京近郊の幕張メッセのコンベンションセンターの外に列を作り始めた。
価格上昇の可能性はあるものの、2017年以来1億5000万台以上を販売し、任天堂の運命を一変させたスイッチの後継機に対する消費者の需要が堅調であることを示す初期指標がある。
京都に本社を置くゲーム会社は水曜日、日本でのSwitch 2の抽選に220万件の応募があり、すべての需要を満たすことはできなかったと発表した。
「正直、自分にチャンスがあるとは思っていなかった。ソーシャル・メディアでは、みんな外れたと言っていたので、自分も外れると思った」と、スイッチ2をいち早く購入できる抽選に当選した橋口脩馬さん(28)は語った。
任天堂はニューヨーク、ベルリン、香港など世界各地で体験イベントを開催している。
Switch 2は日本語版のみ49,980円(350ドル)で販売される。米国では、任天堂は当初、関税の懸念から予約注文を一時停止したが、その後、価格を449.99ドルに維持すると発表した。
ロイター