

東京:カタールは火曜日、日本で開催される国際園芸博覧会横浜2027への参加契約を正式に締結した最初の国となった。
カタールのジャベール・ビン・ジャララ・アルマッリ駐日大使は、東京の農林水産省で正式な参加契約に署名した。日本側からは、「幸せな未来の風景」をテーマに2027年3月19日から9月26日まで横浜で開催される国際園芸博覧会横浜2027の越川和彦コミッショナーと河村正人事務局長が参加した。
このイベントは「GREEN X EXPO 2027」としても知られ、公式マスコットのトゥンク・トゥンクもいる。
カタールは、国際的なプレゼンスを拡大し、持続可能性と環境に焦点を当てた国際展示会やイベントにおける積極的な役割を強化することを目指している。今回の参加表明は、カタールと日本の戦略的パートナーシップの発展と、持続可能な開発と文化交流における両国の緊密な協力関係を浮き彫りにするものである。
同大使は、カタールが博覧会に参加し、その成功のために日本側と協力していくことを改めて表明した。大使はまた、横浜のイベントへの参加は、中東・北アフリカ地域で初めて “Green Desert, Better Environment “のスローガンの下に開催されたドーハ園芸博覧会2023のカタールでの成功の上に築かれるものであると付け加え、「カタール政府を代表して、2027年国際園芸博覧会(横浜)への参加に署名したことは、私の大きな喜びであり、名誉なことです。持続可能性と革新に対する我が国のコミットメントを紹介するために、本日この場に来られたことを嬉しく思います。私たちは、カタールが早期署名国のひとつであり、参加契約を発表・締結した最初の国であることを誇りに思います」と述べた。
また大使は、カタールの参加は、持続可能性、革新、文化交流に対する自国のコミットメントを示すものだと述べた。「私たちは、カタール独自の経験、伝統、成果を世界と共有できることを誇りに思います。同時に、他国から学び、何世代にもわたって人類に恩恵をもたらす新たなパートナーシップを築くことを切望しています」
日本の万博事務局関係者は、アラブニュース•ジャパンの取材に対し、「緑の砂漠」というテーマであった前回のカタール万博の精神を受け継ぎ、さらに発展させるという意味で、主催者は「明日の幸せの風景を創造する」を主要テーマとして選んだと語った。さらに、自然との調和、緑と農業の共存、協働による新産業の創出などをサブテーマとし、解決策を見出すと付け加えた。
博覧会国際事務局(BIE)のディミトリ・S・ケルケンツェス事務局長は、2023年ドーハ万博の成功に続くカタールのコミットメントが、2027年横浜万博への有意義な世界的参加の舞台を整えたと述べた。
国際園芸生産者協会のティム・ブライアクリフ事務局長は、「カタールからの参加は常に非常に質の高いものであり、園芸の持続可能な未来に真剣に取り組んでいる国からの文化的な体験と革新的な考え方を、来場者が楽しんでくれることを確信しています」と振り返った。