
東京:日本の農林水産大臣は金曜日、欧州連合(EU)がウナギを絶滅危惧種リストに追加し、その取引を制限する動きに反対する意向を表明した。
うなぎは世界中で食べられているが、特に日本で人気があり、甘辛いタレを塗って焼いて食べるのが伝統的な食べ方だ。
小泉進次郎大臣は記者団に対し、日本は隣国の中国、台湾、韓国と協力して、日本産うなぎの資源量を慎重に管理していると述べた。
同大臣は、「うなぎの個体数は十分であり、国際取引によって絶滅の危機に瀕しているわけではない」と述べた。
日本のメディアは、EU が、保護動物の取引を制限する「絶滅のおそれのある野生動植物の国際取引に関する条約(CITES)」に、すべてのうなぎ種を追加するよう間もなく提案する可能性がある、と報じている。
うなぎには 19 種と亜種があり、その多くは汚染や乱獲などのさまざまな要因により、現在その生息が脅かされている。
2014 年、国際自然保護連合(IUCN)は、生息地の喪失、乱獲、汚染、回遊の障害などの要因を理由に、日本うなぎを「絶滅危惧 II 類」に指定した。
うなぎは、広大な海域で複雑な生活サイクルを送っており、その繁殖方法も不明な点が多く、保護は困難だ。
AFP