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日本の「ワールド・バーバー・クラシック」復活

2025年7月14日、東京・後楽園ホールで開催された「ワールド・バーバー・クラシック」で、モデルに散髪を施す理容師。(AFP=時事)
2025年7月14日、東京・後楽園ホールで開催された「ワールド・バーバー・クラシック」で、モデルに散髪を施す理容師。(AFP=時事)
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15 Jul 2025 01:07:48 GMT9
15 Jul 2025 01:07:48 GMT9

東京:東京のアリーナでは月曜日、何百人もの観客が唸り声を上げた。

十数人の日本人と外国人が、ワールド・バーバー・クラシックに出場し、国旗とヒップホップの音に囲まれて理容技術を披露した。

このイベントは、苦境にある日本の理容業界が、質の高いサービスで人気のあるヘアサロンに近年奪われた若年男性客を呼び込もうとする試みの一環である。

「多くの国では、男性が床屋で髪を切るのは確立された文化です」と、大会主催者の横田氏はAFPに語り、「私たちが達成しようとしているのは、メンズカット、つまり理容を男性のための文化として高めることです」と続けた。

ボーイズバンドのアイドルや、若い男性俳優が牽引する、日本の大衆文化は、通常理容師といえば連想するような、坊主、刈り上げ、あるいはオールバックスタイルではなく、長めの髪型が好まれる。

トップ美容師をファッションアイコンにした、今世紀初頭のテレビ番組の流行も、従来の理髪店よりもサロンの人気を高めた。

現在、日本には約11万軒の理髪店が営業しているが、サロンの数はその2倍である。

日本の理容師の多くは高齢者だが、ソーシャルメディアに精通した新しい世代が台頭してきている。

その中に、月曜日にファイナル3に進出したShoma Sugimuraさんがいる。

「私たちのヘアカットは男らしいスタイルが多いんです」と、首と坊主頭をタトゥーで覆われた、29歳の理容師はAFPに語った。

出場した理容師らは月曜日、自己表現力を試され、それぞれ1分間のスピーチが与えられた。

主催者の横田氏によれば、日本の理容師はその技術で有名だが、ショーマンシップに欠けると思われがちだという。

ロサンゼルス出身の審査員、ジャンカルロ・バーゴスさんはAFP通信にこう語った:「自分を伝える手段であると同時に、人と人をつなぐ手段でもある。誰にでも理解できる言語なんです」

もう一人の出場者、Takumasa Suzukiさん(32)はAFPに対し、アメリカの理容文化を見習い、業界を復活させ、理容業を存続させようとしていると語った。

「日本では、人々はただ流行のヘアカットをしに行きます。日本の理髪店が、お客さんが自分らしさを表現する手助けができる場所になれば、理髪店がなくなることはないと思います」と鈴木さんは結んだ。

AFP

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