
東京市場の指標となる日経指数は火曜、わずかに下げて引け、6日続いた上昇が止まった。投資家が最近の急伸を受けて利益確定に動いた。
日経225指数は0.38%(87.07ポイント)安の23,091.03、一方でより対象範囲の広いTOPIX指数は0.14%(2.29ポイント)安の1,628.43となった。
東京株式市場は利益確定の売りが、ニューヨーク市場から続いた買いの勢いを上回った。月曜のニューヨーク株式は、コロナウィルスのパンデミックからの経済の回復力維持に対する投資家の期待で急騰していた。
「日本市場には過熱感があります。そのため、米国市場の急騰という支援材料にもかかわらず、売り注文が出ています」とみずほ証券は言い、ドルに対する円の値上がりも市場の重しになったと付け加えた。
ドルはニューヨークでは108.45円だったが、アジアの午後の取引時間には107.96円で取引された。
東京では一部の輸出株が値を下げた。日産は4.81%安の464.1円、トヨタは0.64%安の7,121円だった。半導体製造装置メーカーの東京エレクトロンは2.70%下落し、23,535円となった。
しかしソニーは0.08%じり高の7,402円、任天堂は0.28%上昇して45,200円となった。
銀行株は下落した。三菱UFJフィナンシャル・グループは0.97%安の478.5円、三井住友は0.72%安の3,400円で引けた。
AFP