
富士フイルムホールディングス傘下の富士フイルムは9日、抗体医薬品などを手掛けるデンマークの拠点に1000億円を投資し、バイオ医薬品の受託製造能力を増強すると発表した。
米慈善団体などから今後開発される新型コロナウイルス感染症治療薬の製造も受託しており、量産能力の一部を新たな新型コロナ治療薬の生産に振り向けることも視野に入れている。
設備投資では、原薬の製造ラインを拡張して生産能力を倍増するとともに、新棟を建設して製剤の製造ラインを新設する。2023年秋までに順次稼働させる。包装工程の設備も増強する。
JIJI Press