Since 1975
日本語で読むアラビアのニュース
  • facebook
  • twitter

サウジ港湾局、二酸化炭素排出量1046トンの削減計画を発表

ジェッダ・イスラミック港(Shutterstock)
ジェッダ・イスラミック港(Shutterstock)
Short Url:
30 Mar 2023 12:03:35 GMT9
30 Mar 2023 12:03:35 GMT9

アラブニュース

リヤド:サウジアラビア港湾局は、同国の港湾における二酸化炭素排出量を年内に1046トン削減するためにクレーンの移動量を減らすと発表した。

サウジ港湾局(マワニ)は、手作業による検査に必要な入港コンテナ1個あたりのヤードクレーンの平均移動量を33%減らすことに取り組んでいる。さらに、ジェッダ・イスラミック港でのトラックの回転率を17%削減する取り組みも行っている。

これらの取り組みは、港湾の運用パフォーマンスを向上させ、二酸化炭素排出量を削減し、港湾・海運セクターの顧客が負担する物流コストを下げることに貢献するものだ。

また、環境保護と豊かで持続可能な海運セクターの確立を目指すサウジアラビアのイニシアティブに港湾局が追随するための助けともなる。

これらの取り組みは、カーボンフットプリント削減のためにディーゼル依存度を減らすことでエネルギー消費量を15%低下させることを目指す「グリーン港湾イニシアティブ」の枠組みの中で行われている。

マワニは、二酸化炭素排出量削減、気候変動対策活動の監督、コミュニティー協力の促進に注力する「サウジ・グリーン・イニシアティブ」に様々な点で直結した先駆的な取り組みを提示することで知られている。

また、この分野における活動の範囲を拡大するために官民パートナーシップの強化にも努めている。

さらに、顧客・受益者満足度の向上、物流コストの削減、サウジの港湾の世界レベルでの商業的魅力の向上も目指している。

マワニは2022年の「国際グリーンシッピングサミット賞」において、ジェッダ・イスラミック港で「2022年ベスト港湾」賞と「デジタル変革」賞を受賞した。

特に人気
オススメ

return to top