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サウジアラビアの候補者がWTO次期事務局長の有力候補と目される理由

23 Jul 2020
サウジアラビアは今月、世界貿易機関(WTO)次期事務局長の候補者として王立裁判所顧問のムハンマド・アル=トワイジリー氏を推薦した。(AFP/ファイル写真)
サウジアラビアは今月、世界貿易機関(WTO)次期事務局長の候補者として王立裁判所顧問のムハンマド・アル=トワイジリー氏を推薦した。(AFP/ファイル写真)
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Updated 23 Jul 2020
23 Jul 2020
  • パイロットからビジネスの世界へと転進を遂げたアル=トワイジリー氏は、HSBC中東のCEOや、以前のJPモルガン・サウジアラビアとサウジ・ブリティッシュ・バンクでの勤務など、豊富な経験を誇る人物だ。

アラブニュース

ロンドン:世界的な貿易関係が進行中の大喧嘩のようにも見える今、元戦闘機パイロットだった人物こそ、その地位にうってつけと言えるかもしれない。

世界貿易機関(WTO)の次期事務局長に立候補している8人の候補者の一人、サウジアラビアのムハンマド・アル=トワイジリー氏は、その経歴のユニークさで際立っている。

銀行家として実業界入りする前、アル=トワイジリー氏は、サウジアラビア空軍の戦闘機パイロットだったのだ。

フォーブス誌は、このユニークな経歴を、注目を集める事務局長の選挙においてアル=トワイジリー氏が有力候補として浮上した理由の1つとしている。選挙で争う相手は、エジプト、ケニア、ナイジェリア、メキシコ、モルドバ、韓国からの候補者たちだ。

ほぼ1年前、昨年8月の終わりに辞任したブラジルのロベルト・アゼベド前事務局長の後継者の選出は、既に問題を抱えていた世界の二大経済大国間の貿易関係をさらに大きく悪化させている新型コロナウイルス感染症の流行に世界の貿易が打撃を受けている中、ますます急を要するものとなっている。

パイロットからビジネスの世界へと転進を遂げたアル=トワイジリー氏は、HSBC中東のCEOや、以前のJPモルガン・サウジアラビアとサウジ・ブリティッシュ・バンクでの勤務など、豊富な経験を誇る人物だ。

同氏は現在サウジ王立裁判所の顧問であり、以前は経済企画大臣も務めている。経済企画省は、サウジアラビアの近代化と炭化水素発生を伴う収益への依存度の低減を目的とした社会経済改革の青写真である、大胆な「ビジョン2030」の実現に向けて、サウジ政府において中心的役割を果たしている省でもある。

アル=トワイジリー氏はまた、サウジアラビア国際戦略センター(SCISP)の役員、および炭化水素問題最高委員会、原子力高等委員会のメンバー、2018デジタルトランスフォーメーション全国委員会のメンバー、そして2020年ドバイ国際博覧会へのサウジアラビアの参加に向けた監督委員会の会長を務めてきた。

サウジアラビアの中心的政策立案者の1人として、アル=トワイジリー氏は人工知能から民営化までのテーマを監督する他の多くの委員会にも参加している。

いくつかの主要な政府部門の会長も務めており、またサウジアラムコの役員でもある。

今月初め、WTO事務局長候補に指名された8名はWTOの一般理事会メンバーと面会し、WTOに対する各自のビジョンを含む簡単なプレゼンテーションを行った。

WTOのウェブサイトによると、候補者が「メンバー達に自分を知ってもらう」という選考プロセスの現段階は、9月7日に終了するとのこと。その後、選考プロセスの第3のフェーズが始まり、2か月以内に完了する予定となっている。

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