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エチオピアの指導者、地方政府に対する臨戦体制を取るよう軍部に命じる

アビィ・アーメド首相(ファイル/AFP)
アビィ・アーメド首相(ファイル/AFP)
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04 Nov 2020 09:11:10 GMT9
04 Nov 2020 09:11:10 GMT9

・この声明により、同国が再び戦争状態に突入するかもしれないという懸念が瞬く間に広がった。
ナイロビ(ケニア):エチオピアの首相は夜間の軍事基地攻撃を実施したと述べた後、数ヶ月にわたる「挑発と扇動」に言及しながら、「最後の一線は踏み越えられた」と言明。軍部に地方政府との戦いに臨むよう命じた。
水曜日の朝に出されたアビィ・アハメド首相官邸による声明と、軍事攻撃に関する報告により、アフリカで最も人口が多い大国が再び戦争状態に突入するかもしれないという懸念が瞬く間に広がった。
ティグライ人民解放戦線は、2018年にアビィ氏が首相に就任し全面的政治改革を発表する以前、エチオピアを統治する連合体で重要な役割を果たしていた。
TPLFからは高まる不満の兆候が示されており、また9月にはティグライ北部で連邦政府に反抗して地方選挙の投票が行われ、政治的緊張が高まっている。ティグライの当局者たちは当時、連邦政府による介入があればそれは「宣戦布告」にあたると警告した。
ティグライの当局者たちは、コロナウイルスの世界的流行とアビィ首相の在任期間延長を理由に一度8月に設定されたエチオピアの国政選挙を延期することに反対している。
アビィ首相は声明により、TPLFが水曜日の早い時間にティグライの軍事基地を攻撃し、大砲その他の機器を奪おうとしたと主張している。
その声明は、ここ数週間で非正規の民兵を武装・組織化していることについてTPLFを非難するものであり、また「この軍事攻撃は、エチオピア国防軍を外国軍とみなすTPLFの見解に基づくものだった」としている。
首相はその声明で、連邦政府による数ヶ月にわたる「極度の忍耐」が続いてきた。「しかし、戦争は一方の善意や決断だけで防ぐことはできない」と付け加えた… 今朝の攻撃で最後一線が踏み越えられ、それにより連邦政府は軍事的対立を余儀なくされている。
AP通信

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