
東京市場の指標となる日経指数は火曜、1.70%急伸した。円安とNY市場の値上がりが材料となった。ウォールストリートの上昇は、最近の値下がりを受けた投資家の買い戻しに支えられた。
月曜に6日連続の値下がりを食い止めた日経225は378.28ポイント上昇し、22,573.66で引けた。一方、対象銘柄の広いTOPIX指数は2.14%(36.62ポイント)反発し、1,555.26となった。
日本株は米株の反発と対ドルでの円安を背景に値上がりして始まったと、証券会社は述べた。
ナスダックはマイクロソフトによるTikTok買収の可能性に後押しされ、高値を更新した。
ドルはニューヨーク市場で105.95円だったが、アジア市場の午後の取引では106.09円を付けた。
「市場では最近の値下がりを受けて、バーゲンハンティングが広がった」と、ちばぎんアセットマネジメントの奥村義弘部長は述べた。
「しかし、投資家はコロナウィルスパンデミックが国内企業に与える影響について懸念しており、市場は依然として警戒感が残る」と、彼はAFPに語った。
先週、東京都はコロナウィルスの封じ込めに協力してもらうため、レストランやバー、カラオケ店に閉店時間の前倒しを要請した。この日本の首都が過去最多の新規感染者数を報告したためだ。
証券会社は、投資家は企業業績への注目を高めているとも述べた。日本は決算発表シーズンの真っ只中にある。
日本航空は8億8,500万ドルの大幅な四半期純損失を発表したにもかかわらず、8.20%急騰して1,813円となった。この損失は、コロナウィルスパンデミックによって世界中の飛行機旅行が中止されたことを原因とする。
ソニーは4.47%急伸して8,686円となった。大引け後、ソニーは四半期純利益が50%以上増えたことを発表した。
ソフトバンクグループは400億円の課税対象収入を申告しなかったとの報道を受け、0.73%安の6,881円に値下がりした。
AFP