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ソフトバンクG、英アーム売却=4.2兆円で米半導体大手に

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14 Sep 2020 01:09:59 GMT9
14 Sep 2020 01:09:59 GMT9

ソフトバンクグループ(SBG)は14日、傘下の英半導体設計大手アームの全株式を米半導体大手エヌビディアに売却することに合意したと発表した。売却額は最大400億ドル(約4.2兆円)。SBGはアームを最重要投資先と位置付けていたが、高額での買収提案に応じた。今後は、売却で膨らむ手元資金の使途が注目される。

売却は英国や中国、米国などの規制当局の承認が必要で、2022年3月の手続き完了を目指す。

エヌビディアは、買収資金のうち少なくとも215億ドル(約2.3兆円)相当を自社株で支払う。これによりSBGはエヌビディア株の6.7~8.1%程度を取得し、大株主となる。孫正義会長兼社長は14日、「エヌビディアの主要株主として、アームの長期にわたる成功に投資していく」と表明した。 

アームはスマートフォン向け半導体の設計で9割近いシェアを持つ。画像処理用の半導体で成長したエヌビディアはアーム取得により、需要が拡大する人工知能(AI)関連の半導体を強化する。

SBGは16年にアームを約3兆3000億円で買収しており、売却益は1兆円近くとなる。新型コロナウイルス感染拡大で経済環境が激変する中、SBGは今年に入り負債圧縮と自社株買いに向けた資産売却を加速。8月末時点で当初計画の4.5兆円を上回る6兆円規模の資金調達にめどを付けた。

JIJI Press

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