
アラブニュース、ドバイ
寿司や弁当などの日本料理の人気の伸びが、湾岸地域の日本米の売り上げ増加に貢献している。日本貿易当局者のトップがアラブニュースに語った。
しかし日本貿易振興機構(JETRO)中東担当責任者のアンドウ・マサミ氏は、日本食レストランでさえ、まだ日本米の「さまざまな特質」に無頓着なところもあり、レストランは「コストのため」に他国のコメを使うのだと言う。
「しかし日本米を食べれば、日本食には日本米が一番だとわかります」と彼は続けた。
日本米が比較的高価格であることについて尋ねると、アンドウ氏は、それは輸送費のせいだとした。
「日本からアラブ首長国連邦への輸出量は小規模なために大量輸送ができず、コストが嵩むのです。日本米の需要が高まれば、輸送費を減らすことができます」と彼は述べた。
JRTROは、日本米や他の食品をレストランに売り込む計画を進めている。2017年3月にアラブ首長国連邦にはおよそ200軒の日本食レストランがあったと彼は言い、それから数は増えているはずだとしている。
「私たちの米の販売促進計画は、日本米のさまざまな特質を広く知ってもらうことを目標にしています」と彼は述べた。
月曜日のJETROの発表のなかで、ドバイ日本国総領事の梅澤彰馬氏は、日本の米は「国の誇りであり、信頼できる品質と食べてわかる違いをお届けするためにアラブ首長国連邦に輸出しています」と述べた。
発表のなかの話によれば、アラブ首長国連邦は毎年約100万トンの米を輸入しており、その多くはインド、パキスタン、タイ、ベトナムからだという。