
東京:火曜日の東京株式市場は、NY市場での上昇に続き、低調な取引で小幅な上昇となった。日本の企業決算シーズンを前に投資家は積極的な取引を行わなかった。
基準となる日経平均株価は0.18%(43.09ポイント)上昇して2万3,601.78円、より幅広い指標のTOPIXは0.35%(5.75ポイント)上昇して1,649.10となった。
ブローカーによると、米国株が上昇したことで市場心理が維持される中、投資家は2日間の下落に続く取引開始後の下落に対し買いを入れたという。
岩井コスモ証券の堀内敏一氏は、「しかし日本の主要企業が間もなく中間決算発表を開始するため、投資家は慎重な姿勢を崩していません」と述べた。
また、ジョンソン・エンド・ジョンソンがCOVID-19ワクチンの臨床試験中に、被験者の1人が病気になったため一時的に治験を中止したというニュースを受けて、序盤の上昇幅は縮小した。
ドル円は、月曜日のニューヨークで1ドル105.32円となったのに対し、アジアの午後の取引で1ドル105.37円となった。
東京市場で値上がりした銘柄のうち、日本航空は3.03%高の2,089.5円(19.8ドル)、ライバルの全日空は1.58%高の2,503円(23.72ドル)で、フライト需要の回復が期待されていた。
また、産業用ロボットメーカーのファナックがNY市場のハイテク株の上昇を受けて4.23%高の20,925円(198.32ドル)まで上昇する中、ソニーは1.82%高の7,910円(75ドル)となった。
AFP通信