
2020年11月25日、日本の国債の価格はほとんど変化せず、リスク選好の動きによる下落圧力と40年物国債の入札からの上昇の間で立ち往生した。
ベンチマークの10年物国債先物は0.02ポイント上昇して152.14となり、取引高は18,078ロットだった、10年国債の利回りは0.5ベーシスポイント下落して0.015%となった。
短期国債は、2年物国債と5年物国債はそれぞれ-0.150%と-0.115%だった。
20年物国債の利回りは0.385%で変わらず、30年物国債の利回りは0.5ベーシスポイント上昇し0.645%になった。
40年物国債の利回りは1ベーシスポイント上昇して0.685%になった。
米大統領選挙の3週間後にジョー・バイデン次期政権への政権移行が開始されたことに伴い、投資家が新型コロナウイルスのワクチン関連の開発へのよりリスクの高い投資にシフトしたため、国債の投資妙味が薄れた。
バイデン氏が連邦準備理事会のジャネット・イエレン前議長を財務長官に指名することを計画しているため、財政支出の増加への期待も市場に重くのしかかった。
2020年11月25日、5000億円の40年物国債の売却時の応札倍率は2.67で、前回の10月の入札の2.65とほとんど変わらなかった。
ロイター