
トヨタ自動車は8日、セブン―イレブン・ジャパン、ファミリーマート、ローソンのコンビニエンスストア3社と、水素で動く燃料電池を積んだ小型トラックの実証実験を2021年春から始めると発表した。新開発のトラックを1台ずつ配備し、将来の導入に向け、実用性や水素充填(じゅうてん)施設の配置、燃料代などの課題を検証する。
燃料電池車(FCV)は水素で電気を作って走る電動車の一種で、走行中に二酸化炭素(CO2)を出さない。水素を補給する施設が少ないことなどが課題だが、稼働率が高い商用車への導入が進めば、水素の需要が増えてFCV全体の普及拡大にもつながるとされている。
JIJI Press