
東京: 日本の製薬会社、武田薬品工業株式会社は水曜日、薬の提供により次の 10 年間は年間売り上げは 50 パーセントを超える上昇が見込まれ、5 兆円 (480 億 1000 万ドル) に上る、と発表した。
日本最大の製薬会社は、昨年完了した、590 億ドルに上るシャイアー社 (Shire Plc.) の買収の後、その成長見通しに注目を集めようと躍起になっている。買収以来、同社の株価は国内および海外の同業他社と比べてあまり振るわず、100 億ドルに上る中核以外の会社資産を売却して負債を減らすことに注力していた。
「自問してきた疑問の一つは、私たちの提供体制について、投資家基盤の皆様により良く理解して頂く、そして私たちが持つものと同じエネルギーと熱意を当然と思って頂くお手伝いがどうやったらできるか、ということです」、と研究開発責任者、アンディ・プランプ (Andy Plump) 氏は、アナリストおよびメディア向けのオンラインでの報告で説明した。
同社は、次の数年には 12 の新薬を計画していることを説明した。その中には、デング熱のワクチンやオレキシン・ナルコレプシー (Orexcin narcolepsy) の薬もあり、これにより 60 億ドルの年間売り上げ得られることが期待できる。
今年度の 3 兆 2000 億円の売り上げ見込みに対し、2031 年 3 月までに 5 兆円という売り上げ目標を掲げている。
「武田薬品の経営陣は、同社の株価実績が思わしくないことを十二分に承知しており、同社の提供体制に対して、アナリストの方々にはもっと強気な見方をして欲しいと考えている」、とジェフリーズ (Jefferies) のアナリスト、ステフェン・バーカー (Stephen Barker) は調査ノートに記していた。
シャイアー社の買収は、2019 年 1 月に完了し、これにより武田薬品の提供態勢は拡大し、世界での売り上げは多角化した。しかし、同社に多額の負債を負わせることにもなった。
同社は、日本における消費者向けヘルスケア事業をブラックストーン・グループに売却することに 8 月に合意し、これにより資産の処分の目標額に到達した。
武田薬品の株価は、今年 6.5 % 下落した。東京取引所では 1.2 % 上昇しているのに対し、全体としては 0.9 % の上昇に留まっていた。
(1 ドル = 104.1500 円)