
アラブニュース・ジャパン
日本の経済産業省(METI)がUAEのアブダビ国営石油会社(ADNOC)と、初めてのアンモニア燃料協力協定を締結した。
1月14日に行われたMETIの梶山弘志大臣とADNOCのCEO、およびUAEのスルタン・アルジャベール産業・先端技術大臣のバーチャル会議中に、協力に関する覚書への署名が行われたと、METIが声明で述べた。
また両国は、水素および燃料アンモニアを含む分野で2国間協力をさらに進めることでも合意した。S&Pグローバル・プラッツによれば、日本は今後10年以内に中東でブルーアンモニアのサプライチェーンを開発することを計画している。
UAEは日本にとって、サウジアラビアに次いで2番目に大きな原油供給国であり、その供給量は石油輸入の30%以上を占めている。
アブダビは水素に重点を置く予定の新たな部門を有するADNOCを通して、クリーンエネルギー構想を推し進めている。
「重役会は、ADNOCが既存のインフラ、提携関係、および顧客との関係性を有する大手生産者としての現在の地位を基盤に、新たに出現した水素の世界市場を十分に活用するようにも導くつもりである」と、ADNOCは1月13日の声明で述べている。
昨年9月、日本はサウジ基礎産業公社(SABIC)との提携において、サウジアラムコから初めてのブルーアンモニアの出荷を受けた。この出荷には40トンの高純度ブルーアンモニアが含まれており、ゼロカーボン発電で利用される。