
ドバイ:中東で最大の航空会社であるエミレーツ航空は、半年の利益が282%の上昇を記録したと発表した。その主な要因は、営業コストおよび燃料価格の低下である。
この決算は、ドバイを拠点とする航空会社にとって風向きの変化を意味している。3月末までの1年間、石油の高値および為替変動の影響が甚大であったからだ。
同航空会社は、当会計年度の上半期に$2億3,500万の純利益を計上した。昨年度同期はわずか$6,200万であった。
支出のほぼ3分の1を占める燃料費の急激な低下が利益急増の要因だと同航空会社では見ている。
営業コストが8%低下し、フライトあたりの乗客数が増加したことも好決算につながった。
「燃料コストが低くなったのはありがたいことです。昨年同期に比べ燃料費はAED 20億($5億4,500万)減少しました 」とシェイク・アハメッド・ビン・サイード・アル・マクトゥーム エミレーツ航空・グループ会長兼最高責任者は声明で発表した。
「しかし、為替変動が逆風となり、利益のうち約AED 12億($3億2,700万)がなくなりました」と同氏は述べた。
同航空会社によると、燃料コストは昨年同期に比べ平均で13%低かったという。 昨年1年間でエミレーツ航空の純利益は69%減少し、わずか$2億3,700万となった。石油の高値および為替変動が要因である。
同氏はさらに、「世界的展望を予測するのは困難です。とはいえ、航空および旅行業界は今後6か月間追い風を受け続けると当社では予測しています」と述べた。
同航空会社は4月から9月までの期間に$129億の収益を計上した。昨年同期は$133億であり、3%の減少となった。エミレーツ航空は、その6か月間に2,960万人の乗客を運んだ。
AFP