
アラブニュース
リヤド: サウジ・イエメン開発復興プログラム(SDRPY)が、4,860人のイエメンの人々の住宅・教育ニーズに対処するため、アルワリード・ビン・タラール・アルサウド王子の設立した慈善団体アルワリード・フィランソロピーズと複数の契約を結んだ。
最初の協力覚書(MoC)は、同プログラムの事務局長マイムナ・M・シャリフが代表を務める国連ハビタット(人間居住計画)と結ばれたもので、適切住宅プロジェクトを立ち上げる。
イエメン政府と連携するこの住宅プロジェクトは、アデンおよびその周辺地域の低所得世帯向けに、600戸の住宅を修復する。このプロジェクトは4,200人の人々に直接的な利益をもたらすと同時に、周辺地域の全般的な社会・経済状況を改善すると期待されている。
さらに、この構想は200人以上の無職の若者に職業訓練の機会を提供し、一方でプロジェクト期間中に1,600人の新たな雇用を生み出す予定だ。
2つ目のMoCはエデュケーショナル・フォー・エンプロイメント(FEF)と結ばれたもので、「イエメンの若者の未来構築」と名付けられたプロジェクトに重点が置かれる。
SDRPYでスーパーバイザーを務めるムハンマド・ビン・サイード・アルジェイバー大使は、「この構想はサルマーン国王とムハンマド・ビン・サルマーン皇太子の指示の下、住宅を修復し、若者に対して職業斡旋プログラムや職業訓練、自営業の機会を提供することでイエメン政府を支援する、我々の努力の一環」と話した。
アルワリード・フィランソロピーズの事務局長ラミア・ビント・マジド・アルサウード王女は、「十分な住宅と適切な職業斡旋は、経済・社会・市民の発展に不可欠。適切に対処すれば、無数の社会経済学的利益を得ることができ、ビジネスのチャンスも拡大するだろう」と述べた。
そして彼女は次のように付け加えた:「今日のSDRPY、国連ハビタット、およびEFEとの契約は、社会の最も脆弱な部分を支援する方法に長期的なソリューションを提供し、持続可能な影響を与えるための、我々の継続的な努力を明確に示すもの。社会の中で本当の変化を作り出すための我々の中核価値と精神の両方を共有する機関と提携することができ、嬉しく思う」
1980年に創設されたアルワリード・フィランソロピーズは、約190カ国で1,000を超える社会的構想を支援するため、40億ドル以上を費やしてきた。