
アラブニュース
ドバイ:エミレーツ・グループの空港サービス子会社、ディナータが英国北部のマンチェスター空港に3000万ポンドをかけてカーゴコンプレックスを新たに開設した。
ディナータ・シティノース・コンプレックスでは、医薬品、生鮮食品、危険物、航空エンジン、車両を含み、1年あたり15万トンの貨物の取り扱いが可能となっている。
ディナータUKの常務取締役、アレックス・ドアノー氏は「弊社は英国の戦略的な場所で世界レベルの貨物施設の開設を発表することができて非常に嬉しい。マンチェスターにある弊社の専用施設がロンドンのヒースロウ空港にあるディナータ・シティ・コンプレックスをはじめとする既存の複数の英国拠点を補完するものとなって、この地域いおいて顧客が業務を強化できるようになるだろう。英国での投資と拡張を続けることは、この重要な時期における顧客と地元の貨物業界に対する弊社の献身的な姿勢を強調するものとなり、全英への窓口において傑出した業務を遂行できるようになる」と語っている。
ドバイのディナータでは、19カ国、126カ所の空港で地上取扱業務、貨物、ケータリングの各サービスを提供する。2019年〜20年の会計年度において、ディナータの顧客志向型チームは68万1000機の航空機に対応し、290万トンの貨物を輸送し、9300万食以上の食事を支えた。
同社は貿易や旅行を大幅に減少させたコロナウイルス(COVID-19)感染の影響を大々的に受けた。11月に発表された同社の最新の半期決算では、前年同期に3億1100万UAEディルハムの利益を計上したのに対して先の6カ月の売上高が67%減小して24億UAEディルハム(6億5300万ドル)となり、15億UAEディルハムの損失を計上している。