
ソニーは2日、子会社を通じて、米企業からインディーズと呼ばれる独立系アーティストの音楽配信などを手掛ける事業を買収すると発表した。買収額は4億3000万ドル(約452億円)。音楽事業のコンテンツ強化が狙い。
音楽事業子会社ソニー・ミュージックエンタテインメントが、米音楽制作会社コバルト・ミュージック・グループから配信支援事業「AWAL」と、楽曲に関する権利を管理する事業を買い取る。買収時期は未定。今後、関係当局の承認などに向けた手続きを進める。
AWALはインディーズ音楽を配信するほか、アーティスト向けに市場調査や宣伝事業などを手掛けている。
ソニーは、音楽や映画などの娯楽事業を成長領域と位置付けており、2015年には米国の別の音楽配信会社を買収した。「特に市場の伸びが期待できる」(広報部)とされるインディーズ分野を拡充することで、娯楽事業全体を強化していく方針だ。
JIJI Press