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日本のispaceと米国のFireflyが商業月着陸船を打ち上げる

2025年1月15日、フロリダ州ケープカナベラルにあるケネディ宇宙センターの発射場39Aから離陸し、軌道に乗るファイアフライ・エアロスペース社の月着陸船「ブルーゴースト」とispace社の月着陸船「レジリエンス」を載せたスペースX社のファルコン9ロケット(AFP=時事)。
2025年1月15日、フロリダ州ケープカナベラルにあるケネディ宇宙センターの発射場39Aから離陸し、軌道に乗るファイアフライ・エアロスペース社の月着陸船「ブルーゴースト」とispace社の月着陸船「レジリエンス」を載せたスペースX社のファルコン9ロケット(AFP=時事)。
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15 Jan 2025 05:01:11 GMT9
15 Jan 2025 05:01:11 GMT9

オーランド/東京:日本のispaceと米国の宇宙企業Fireflyの2つの月着陸船は水曜日、SpaceXの異例のダブル・ムーンショット打ち上げで宇宙への旅を開始した。

日本の月探査会社ispaceは、2023年4月の最初のミッションが高度計算のミスで失敗した後、2度目の月面着陸を試みる「Hakuto-R Mission 2」を打ち上げた。

テキサスに拠点を置くファイアフライ・エアロスペース社は、初の月着陸船「ブルーゴースト」を打ち上げ、NASAの官民商業月着陸船サービス(CLPS)プログラムの下で月着陸船を打ち上げた3番目の企業となった。

日本時間午後3時11分(日本時間午後6時11分)、着陸船を乗せたスペースX社のファルコン9ロケットがフロリダから飛び立つと、約300人のispaceスタッフ、家族、パートナーが拍手と歓声を上げた。ロケットは予定通り、打ち上げから約1時間後にブルーゴーストを、その約30分後にispaceの着陸船レジリエンスを放出した。

分離の後、ispaceの袴田武史CEOは、2023年の失敗の後、再挑戦する会社の決意を賞賛した。

「月面着陸は夢ではなく、現実になった……そして成功すれば、ispaceにとって大きな大きな前進となるだろう」と彼は記者団に語った。

昨年のインテュイティブ・マシーンズ社の月面着陸は、横並びで一部失敗したものの、民間企業として、またCLPSのミッションとして初めて月面にタッチダウンした。CLPSのメンバーであるアストロボティックの着陸機は、打ち上げ直後に失敗している。

近年、世界中の国や民間企業が、宇宙飛行士の基地を建設し、宇宙空間での利用を目的とした採掘が可能な資源を保有する可能性のある月に注目しており、地球の自然の衛星は、冷戦時代の宇宙開発競争のような国家の威信と地政学的競争の舞台となっている。

ispaceの野崎順平エグゼクティブ・ビジネス・ディレクターはインタビューで、「レジリエンス」には1600万ドル相当の顧客ミッションと合計6つのペイロードが搭載される。

レジリエンスは5月から6月頃に月面に着陸する予定だ。昨年、日本初の月面着陸に成功した日本の宇宙機関のSLIMと同様に、地球と月の重力に大きく依存したエネルギー効率の良い軌道をとり、曲がりくねった一連のフライバイで軌道を操縦する。

ファイアフライのブルーゴーストは、打ち上げから45日後の3月2日頃に月に到達することを目指している。この着陸船には、NASAが資金提供したさまざまな顧客からの10個のペイロードと、ブルーオリジン傘下のハニービー・ロボティクス社からの1個のペイロードが搭載されている。

両ランダーのミッションは、月の1日、つまりおよそ2週間続く。気温が華氏マイナス200度(摂氏マイナス128度)まで下がることもある極寒の月の夜には耐えられないだろう。

NASAはアルテミス計画で、1972年以来初めて、2027年までに、しかしおそらくそれ以降に、人類を月面に帰還させることを目指している。一方、中国は一連のロボットミッションの後、2030年までに自国のクルーを月面に投入する計画だ。

ファイアフライ社の「ブルーゴースト」のようなCLPSミッションは、NASAがスペースX社の「スターシップ」やブルーオリジン社の「ブルームーンランダー」を使って人類を月面に送り込む前に、月面を調査し、民間の月探査需要を喚起することを目的としている。

彼は次期大統領として、スペースX社のイーロン・マスクCEOの火星に重点を置くというビジョンに大きく賛同している。

「我々は月に行くことに投資してきたし、誰もが我々が月に戻ることを望んでいると思う」と、CLPSを監督するNASAの科学ミッション本部長であるニッキー・フォックスは、月プログラムの変更の可能性について尋ねられた際、火曜日にロイターに語った。

「NASAの科学の素晴らしいところは、どこに行っても素晴らしい科学ができることです」と彼女は語った。

ロイター

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