
Deema Al Khudair
ジッダ:Capital Market Authority (CMA)の発表によると、2020年のサウジアラビアの投資ファンドの総資産額は、前年比で26%増の4420億リヤル(1178億7000万ドル)であった。
当期で、サウジアラビアの投資ファンドの数は、公共ファンドが254、民間ファンドが437の計691で、2019年の607から増加した。
投資ファンドの利益の多くはキャピタルゲインである。つまり、利益が与えられる配当に加え、投資有価証券の値上がりや変動から発生する利益である。
昨年、サウジアラビアのファンドの53%を占める民間投資ファンドの価値は23%増加し、2323億リヤルとなった。残りの47%——公共投資ファンド——は31%増加し、総額2097億リヤルとなった。
民間ファンドにおいては、株と不動産が総資産の90%を占めた。サウジアラビアの437の民間ファンドの引受人は、計5,301人であった。
金融市場、REIT、そして株式が公共ファンドの総資産の85%を占めた。発表によると、254の公共ファンドの引受人は計358,894人にのぼった。
サウジアラビアで最も注目を集めている投資ファンドの一つには、政府系ファンドであるPublic Investment Fund (PIF)がある。
先週水曜日、PIFは国際銀行グループの150億ドルの信用枠を手配したと発表した。
政府のビジョン実現プログラムの下、サウジアラビアにおける雇用創出と民間セクター活動刺激のため、PIFは2025年までに400億ドルをサウジアラビア経済に注入することを誓約している。
PIFは、現在4000億ドルの運用資金を保有しているが、2025年までにその価値を1兆ドル以上に高めることを計画している。