
26日の東京株式市場は、今週前半の急落の反動が続き、買いが優勢だった。日経平均株価の終値は、前日比446円82銭高の2万9176円70銭と続伸した。取引時間中には、上げ幅が500円を超える場面もあった。
25日の米国市場で景気回復期待を背景に主要株価指数が上昇したことも好感。東京市場では朝から幅広い業種に買いが入り、東証1部市場の約8割の銘柄が値上がりした。特に前日軟調だった情報通信や半導体関連などの上昇率が大きかった。
ただ、新型コロナウイルスの感染拡大は続いており、経済の正常化が順調に進むかは依然不透明だ。このため「海外機関投資家の動きは鈍かった」(大手証券)といい、売買代金は膨らまなかった。
JIJI Press