
東京:水曜日、トヨタ自動車はチップ供給の問題を回避し、コロナウイルスのパンデミックの影響から販売が回復したことで、第4四半期の営業利益が92%増となったことを報告した。
この日本最大の自動車メーカーは、1月から3月の四半期で6,898億円(63.4億ドル)の営業利益を計上し、リフィニティブがまとめたアナリスト10人による6,415億円という予想を上回った。前年同期の利益は3,699億円であった。
世界の自動車産業は、昨年末からチップ不足への対応に取り組んできたが、日本のチップ工場火災や多くのチップメーカーが工場を構えるテキサス州における停電によって、チップ不足はここ数カ月で悪化した。
しかしトヨタは、フォルクスワーゲン、ゼネラルモーターズ、フォード、ホンダ、ステランティスなどが一部の生産の減速や停止を余儀なくされたにもかかわらず、チップ不足によって生産が大きく中断することはないと発言し、ライバル企業や投資家を驚かせた。
アナリストは、自動車販売台数で世界一の自動車メーカーであるトヨタは、おそらくそのチップ備蓄方針のおかげで、これまでのところほとんど無傷のままであると話している。
RAV4 SUVクロスオーバーとプリウスハイブリッドを製造するこのメーカーは、終了したばかりの会計年度にグループ全体で992万台を販売し、今年度は1,055万台に販売が拡大する予測であると語った。
同社は、今年度の営業利益が13.8%増の2兆5,000億円と、リフィニティブがまとめたアナリスト24人の平均予想2兆6,500億円を下回る見通しを立てている。
ロイター