
アラブニュース
リヤド:木曜日に発表された調査によると、新規事業や輸出受注の増加によりサウジアラビアの非石油ビジネス活動は、2017 年 12 月以来の最速ペースで拡大した。
50 を超えるスコアは拡大、50 未満は縮小を示す中で、季節調整済みのIHS Markit サウジアラビア購買担当者景気指数 (PMI) は4月の55.2から5月の56.4へと2か月連続で上昇した。
パンデミックの低迷から活動が回復する中で雇用への顕著な影響は未だ見られておらず、雇用は2カ月連続で増加したがペースは鈍化している。
パンデミックによる制限の緩和が始まって以降、企業の30%が業務活動が増加していると答えており、また、輸出注文は2015年以来の速さで増加している。
「ほとんどの企業は従業員数を変えずに操業を続け、これは、生産性をCOVID以前のレベルに戻すことに焦点を当てていることを示唆しています」とIHS Markit のエコノミストであるデービッド・オーウェン氏は述べた。彼はまた、「プラス面では、企業が今後数か月にわたる需要のさらなる回復に備えることにより、在庫が1年半で最も速いペースで増加しました」とも語った。
先月、王国統計総局 (GAS) の「フラッシュ予測」は、第 1 四半期の非石油経済が前年比 3.3% 成長したことを示し、これは、昨年3月以来の年率ベースで初めてのポジティブな結果となった。
非石油部門の堅調な業績にもかかわらず、実質国内総生産は前年比で 3.3% 減少している。
「前年比の変化は、2020年5月以降、OPEC+が合意した継続的な原油減産により、石油活動がマイナス12%と急激に減少した結果です」とGASは述べた。
OPEC+が合意した削減に加えて、サウジアラビアとロシアが主導する石油生産者の同盟である王国は、昨年2月に1日あたり100 万バレルの石油をさらに自主的に削減することを決定した。
ロンドンを拠点とするキャピタル・エコノミクスのアナリストのジェイソン・トゥベイ氏は「現在、石油生産量の削減が緩和され、ワクチン接種プログラムがペースを上げているため、景気回復は今年後半にかけて軌道に乗るはずだ」と述べた。