
アラブニュース
ドバイ:サウジアラムコは、アメリカを本拠地とするEIGとアブダビのムバダラが参加する国際コンソーシアムへの天然ガスパイプライン網使用権の124億ドルでの売却を完了した。
北米、アジア、中東の幅広い分野からの投資家たちで構成される国際コンソーシアムは、アラムコオイルパイプラインカンパニーの株式の48%を取得した。
サウジアラビアが収入源の多様化を目指しており、ポートフォリオ最適化による利益最大化は、同社の長期戦略の一環だ。
「国際コンソーシアムとこの取引を完結できることをうれしく思います。投資家が関心を示していることは、当社の事業と当社の事業の長期的な見通しに対する強い確信を表しています」とアラムコのアミン・ナサール社長は述べている。
「私たちは業界を牽引するこの能力を活用し、サウジアラビアに適したタイプの投資を引き付ける機会を今後も継続して探究していく予定です」と彼は付け加えた。
取引の一環として、アラムコとその子会社は、同社の安定した原油パイプライン網を25年間に渡りリースバックする契約を締結した。
その対価として、アラムコオイルパイプラインカンパニーはパイプライン網を流れる安定的な原油に対してアラムコが支払う料金を受け取る。
アラムコは子会社の51%の過半数株式を保持し、この取引はアラムコの原油生産量にいかなる制限も課していない。