
アラブニュース
カイロ:エジプトのスエズ運河は、3月にコンテナ船『エバーギブン』が座礁したにもかかわらず、2021年6月期に史上最高の年間収益を記録した。
スエズ運河庁の発表によると、スエズ運河の収益は58億4,000万ドルで、前年同期の57億2,000万ドルから増加した。
2021年1月から6月までの間に、約9763隻の船舶が重要な水路であるスエズ運河を通過したが、これは昨年の同時期の9546隻と比較しても同様の数字である、とスエズ運河庁のオサマ・ラビ長官は述べた。
スエズ運河を航行する船舶の今年上半期の純貨物量は、前年同期の5億8,770万トンから3.8%増加し、6億1,010万トンとなったと、ラビ長官は述べた。
ラビ長官は「当庁が取り入れている柔軟なマーケティングと価格政策により、スエズ運河を通過する船舶に対する通行料を維持し、顧客の信頼を得ることに成功した」と語った。
3月には、コンテナ船『エバーギブン』が約1週間にわたってスエズ運河で座礁し、運河の左右の航行が遮断され、世界的なサプライチェーンの混乱を招いた。