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英ケンブリッジに量子技術拠点＝５年で３６億円投資へ―東芝
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23 Sep 2023 09:09:52 GMT9
23 Sep 2023 09:09:52 GMT9
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ケンブリッジ：東芝は２２日、英中部ケンブリッジに量子技術に関する事業拠点を開設した。解読不可能とされる次世代の暗号技術「量子暗号通信」の開発から専用装置の製造までを一貫して手がけ、商用化に向けた取り組みを加速させる。
新拠点の名称は「量子技術センター」。今年度から５年間で約２０００万ポンド（約３６億円）を投資する。当初の人員は約４０人で、投資を通じて３０人超を新たに雇用する方針。
東芝を巡っては、日本産業パートナーズ（ＪＩＰ）グループによるＴＯＢ（株式公開買い付け）が成立したばかり。年内にも上場廃止となり経営の自由度が増すとみられる中、量子技術を「一丁目一番地」（東芝デジタルソリューションズの岡田俊輔社長）の成長分野と位置付ける。
同センターで２２日に開かれた開所式には、東芝の島田太郎社長や林肇駐英大使のほか、英国のジョンソン投資担当閣外相が出席。あいさつに立った島田社長は「量子技術は未来ではなく現実のものだ。われわれのデータを守る究極の手段となる」とアピールした。
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