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IOC、必要に応じて試合時間変更を支援へ

高い湿度で不快度がさらに高まる中、氷嚢や冷風を送るホース等を使っても選手らの苦痛はあまり和らいでいない。(AFP)
高い湿度で不快度がさらに高まる中、氷嚢や冷風を送るホース等を使っても選手らの苦痛はあまり和らいでいない。(AFP)
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25 Jul 2021 04:07:30 GMT9
25 Jul 2021 04:07:30 GMT9

東京:強烈な高温多湿により東京オリンピックの競技時間の変更が余儀なくされる可能性が浮上し、国際オリンピック委員会は日曜、必要に応じて支援を行うと述べた。

気温が33℃(91.4°F)にも上る猛暑の日中に試合が行われることでパフォーマンスが 低下するとして、各種競技の選手たちが不満の声を上げた。

高い湿度で不快度がさらに高まり、運営側は猛暑対策の一環として氷嚢や冷風を送るホース等を提供しているものの、選手らの苦痛はあまり和らいでいない。

世界トップ2の男子テニス選手、ノヴァク・ジョコビッチとダニール・メドベージェフは主催者に対し、選手を猛暑から守るため残りの試合を午後の遅い時間に変更するよう求めた。

世界ランキング2位のメドベージェフは、すべての試合の時間を夜に変更することを提言した。

「試合のスケジュールはできる限り暑い時間帯を避けて設定されているが、すべてのスポーツでこれが可能なわけではない」と、IOCのスポーツディレクター、キット・マコネル氏は日曜に述べた。

テニス競技では、初期ラウンドの4試合の1回戦は現在日本時間午前11:00(グリニッジ標準時)試合開始となっており、選手たちは一日で最も暑い時間帯を耐えなければならない。

オリンピックの試合は、各競技の国際団体の責任となっている。

「これまでは全般的にうまくいっていた。国際テニス連盟(ITF)は検討を始めており、いかなる措置が検討されても我々はサポートする所存だ」と、記者会見でテニス問題について質問されたマコネル氏は述べた。

ITFは、天候の監視が常に行われていること、また気温が上昇すれば諮問グループが試合の中断を決定する旨を述べた。

「気温が上昇すれば、内部諮問グループが試合中断のための暑さ指数(WBGT)の基準値を設定する」とITFは声明で発表した。

暑さ指数とは気温、湿度、風速、太陽の角度、雲量等を取り入れた熱ストレスの指標である。

「試合中断の可能性の協議について、暑さ指数の基準値が30.1℃に到達した時点で諮問グループが招集され、当日およびその前後それぞれ2日間の天気予報とともに、専門医学アドバイスなど選手の安全に影響するあらゆる条件を検討する」

東京のウォーターフロント沿いの、屋根のない有明アーバンスポーツパークでは日曜にオリンピック初となるスケートボード競技が行われ、選手たちは午前9時の時点ですでに耐えられない暑さでトリックに集中できないと嘆いた。

日本で人気の高い天気アプリ「Yahoo!天気」では熱中症に警戒を呼び掛け、「炎天下での運動は避け」、「激しい運動は控える」よう警告している。

ロイター

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