
トヨタ自動車は21日、同社を中心とする商用車の技術開発提携にスズキとダイハツ工業が加わると発表した。提携には既にいすゞ自動車と日野自動車が参加している。自動運転や電動化といった次世代技術開発が加速する中、トラックなど商用車分野で軽自動車も含めた提携を進める。
スズキとダイハツは、トヨタなど3社が既に共同出資して設立した「コマーシャル・ジャパン・パートナーシップ・テクノロジーズ」(東京)に10%ずつ出資する。
協業の具体的内容は今後検討する。商用車をめぐっては、顧客の物流業界が直面する人手不足の解決も課題となっている。いすゞなどのトラックだけでなく、スズキやダイハツが手掛ける軽自動車の商用車にも幅を広げて物流の効率化を図る必要があると判断したという。
時事通信