エルサレム:ベンヤミン・ネタニヤフ・イスラエル首相は火曜日、ガザ地区での空爆で自軍が「意図せず」援助隊員7人を殺害したことを認めた。
「残念なことに、先日、我々の軍隊が意図せずにガザ地区で罪のない人々を攻撃するという悲劇的な事件が起きた戦争ではよくあることで、最後まで検証する。各国政府と連絡を取り合っており、このようなことが二度と起こらないよう、あらゆる手を尽くすつもりだ。」と、ヘルニアの手術を終えてエルサレムの病院を後にする際に語った。
犠牲となった7人は、米国を拠点とするワールド・セントラル・キッチン(WCK)で働いていた。WCKは、キプロスから海路で戦争で荒廃したガザに食糧援助を届けてきた。
WCKは、月曜日の 「イスラエルによる攻撃 」の後、ガザでの活動を一時停止した。同団体によると、犠牲者の国籍は「オーストラリア、ポーランド、イギリス、アメリカとカナダの二重国籍者、パレスチナ人」だという。
イスラエル軍報道官のダニエル・ハガリ少将は、WCKの創設者である有名シェフのホセ・アンドレス氏に対し「深い哀悼の意 」を表明したと述べた。
また、イスラエル軍は、事実調査・評価を実施し「透明性をもって調査結果を共有する 」と述べた。
イスラエル軍参謀総長のヘルツィ・ハレビ氏は、「今夜、最初の調査結果を個人的に確認する」と軍報道官は述べた。
国連機関は、ガザ北部は飢饉の危機に瀕していると繰り返し警告しており、この状況を人為的危機と評している。
10月7日の攻撃で、史上最も血なまぐさいガザ戦争が勃発した。AFPがイスラエルの公式発表から集計したところによると、イスラエルでは約1160人が死亡し、そのほとんどが民間人であった。
ハマスが統治するガザの保健省によると、ハマスの壊滅を目的としたイスラエルの報復作戦によって、少なくとも3万2916人が死亡した。
AFP