
リヤド:公式データの発表によると、2021年5月のサウジの非石油輸出は220億サウジリヤルとなり、前年同月比70パーセント増、前月比10パーセント増となった。
サウジアラビア総合統計庁(GASTAT)によると、プラスチック・ゴム製品は前年同月比82.9パーセント増、化学製品は86.4パーセント増となった。
海外貿易が新型コロナウイルス感染症の影響を受けたにも関わらず、5月の国内貿易収支は黒字となった。
製品輸出は前年同月比120パーセント増の過去最高値822億サウジリヤルを記録した一方、輸入は20.4パーセント減の444.1億サウジリヤルとなり、黒字額は377.6億サウジリヤルとこの1年強での最高値を記録した。
輸出増は主に原油によるもので、原油輸出額は前年同月の358億サウジリヤルから146.7パーセント増の602億サウジリヤルとなった。原油輸出は2021年5月の総輸出額の73.2パーセントを占め、2020年5月の65.3パーセントから割合が増加した。
輸出の前年比増加分には車両や輸送機器、鉱物製品が含まれた。
しかし、輸入は前月比10.8パーセント減を示した。
GSTATによると、輸入における非石油製品の割合は2020年5月の35.1パーセントから2021年5月の49.6パーセントに伸びた。