
アラブニュース
リヤド: サウジアラビアは14日発表した公式データで、民間部門および非石油分野の力強い成長を背景に、石油部門の減速にもかかわらず今年の第2四半期の国内総生産(GDP)を上方修正した。
第2四半期の民間部門の成長率は前年同期比で11%となり、そのGDPの押し上げ幅はサウジアラビア統計総局が先月発表していた1.5%から1.8%へと増加した。
今回のデータに見られる成長は、新型コロナの感染拡大を食い止めるため世界的にロックダウンが実施された2020年第2四半期の7%減を含め、5四半期にわたって続いていた前年比減少の後の回復傾向を意味するものだ。
統計総局の発表によると、サウジアラビアの非石油部門が8.4%の成長を示した一方で、石油部門はOPECプラスとの合意に基づき生産量を抑制したことで6.9%の縮小となっている。
一方、政府部門は2.3%の成長を見せている。
サウジアラビア国内の経済活動は、新型コロナの流行によるダメージからの回復基調にあり、中でもコミュニティ・社会・個人向けサービスは17.1%と最も高い成長率を示している。
さらに、小売業やレストラン・ホテル業は16.9%増、製造業も15.3%増となった。